黒目がちで頬肉タプタプな柴犬

色んな動物がいて、ペットはどんな子でも可愛いかと思いますが、犬は飼い主の事が大好き!という気持ちをストレートに伝えてきてくれます。
散歩に出かけるのも大変と感じることもありますが、一緒に時間を共有して楽しめる、大切な時間です。
春にはタンポポの絨毯の上で体を擦り付け黄色く変身したり、冬には雪の上を滑走し、土手沿いの坂をゴロゴロー!と転がって行き、雪だるまになったり。
毎日、父が帰ってくる5分位前に吠え、「あ、そろそろお父さん帰ってくるみたいよー」と、愛犬を通じた「帰るコール」が日常でした。
弟は中学の多感な頃に、何かあると一緒に散歩に出かけ、1時間以上帰って来ないこともありました。
まるでドラマや漫画の様ですが、家族内のセラピストも兼任してくれます。
夏休みに一緒にキャンプへ行った。
春の予防接種では毎年同じリアクションをして笑わせてくれた。
私が結婚し家を出ると、帰省時には体全体で喜びを爆発させ歓迎し、子どもたちとも一緒に遊んでくれた。
家族の歴史の中にしっかりと刻まれ、大切で掛け替えのない存在です。
その分、お別れの時は凄まじい悲しみに襲われます。
いつかは…と、どこかで分かってはいても、実際に老いを感じる様になると、なんとも言えない感情が渦巻きます。
おばあちゃん犬になり歩くのもままならないのに、帰省時には必ず小屋から出てきて「おかえり」とお出迎えをしてくれた、あの愛らしい顔。
体調が思わしくなく、家に入れて看病をしていた時も「外が良いんだ、外へ出たい」と庭を見ながら窓をカリカリと引っ掻いていたあの表情。
しばらくして回復し、庭で風を感じながら一緒に日向ぼっこしたあの時間。
ついに、もう危ないと夜中にかかってきた母からの電話。
家族が揃うまで小さく小さく息をして待っていてくれた姿。
悲しかったけど、今も思い出すと切ないけど、見送らせてくれた事、出会えた事、家族になってくれた事に感謝しています。

«
»