ドジでマヌケなドーベルマン

世間では抱っこをしたり、カバンに入れて連れ歩いたりするのが当たり前である存在ですが、私はそれをしたことがありません。なぜなら私の愛犬はドーベルマンだからです。
キリッとしていて、上下関係に厳しく、強くて、ちょっと怖くて冷たいなんてイメージを持たれがちですが、うちの子はその正反対。人が大好きで、甘えん坊で、遊ぶのが大好きで、怖がりで、なんならドジでマヌケでちょっと鈍いけれども、とっても可愛い天然ドーベルマンなのです。
ブリーダーさんから引き取ったのですが、この時に「目の前で手を叩き、ビクッとする子は臆病で、逆にビクッとしない子は度胸がある」というのを余所で聞いたことがあり、私はそれを実践したのです。その時に7匹いた子犬の中で唯一ビクッとしなかった子がうちに来た子でした。
しかしそれは度胸があるのではなく、単純にちょっとドンくさい子である子はすぐに判明。散歩で行った水場を覗き込んで落ちる、下ばかり向いて歩いていたら街路樹にぶつかる、飼い主である私の姿が見えて嬉しくて走って寄って来たはいいものの窓が見えていなくて激突など、彼には伝説がたくさん。
しかしながら、そんな全てが愛おしいのです。バカな子ほど可愛いとはよく言いますが、うちの子の場合はマヌケな子ほど可愛いとでも言いましょうか。何を見ても可愛いのです。
私が学生の頃からずっとそばにいた相棒なのです。
彼を我が家に迎えて10年となります。もうおじいちゃんで足腰も弱く、歩くのさえ辛くなってきました。衰えというものは必ず訪れます。
最後まで必ず愛してあげようという覚悟を持ち、愛してあげることが何よりも大切なことです。
私は彼に何があっても守りたいと思っています。
それも、愛犬への愛があるからこそでしょう。その気持ちがあれば、きっと最後まで愛してあげられることと思います。

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