ハンターすぎる黒ラブ

盲導犬候補の犬を育てるボランティアをしているので、1歳以上の犬を育てた経験はありませんが、2ヶ月からの犬は5頭育てています。
5頭のうち一番印象深いのは1頭目の犬です。
犬を飼うのが初めてで経験不足の私は、この犬を「人間を翻弄する犬」に育ててしまいました。完全に犬に遊ばれていました。
食事の準備のためテーブルに置いたおかずは食べられてしまい、ごみ箱は漁られ、下ごしらえ中の食材も奪われ、大変なハンターぶりを発揮してくれました。
そこで初めてしつけの本やインターネットなどで情報を収集して、本格的にしつけに乗り出したのは犬が8ヶ月になろうかという時期でした。
まず信頼関係を築くために一緒にいる時間を多く取りました。たくさん話し掛けて笑顔を向けるようにしました。命じたことを覚えたり成功した時は高いテンションで褒めちぎるようにしました。
すると1ヶ月も経たないうちにすっかり落ち着いた犬に変貌を遂げました。しつけ教室に通ったりプロの指導を仰ぐことなくそうなりました。
「盲導犬候補の犬だから賢い。だからお利口になる」と思われたかもしれません。
1種類の犬種しか育てたことはありませんが、私は犬の持っているポテンシャルは私達が思っている以上にあると思っています。
よく「この犬は馬鹿だから」とおっしゃりしつけをないがしろにしている方をお見受けしますが、はっきり申し上げて馬鹿なのは飼い主さんの方です。犬を見れば飼い主の人となりがわかるのです。このような方は犬を信頼してないのだと思います。
どの犬も飼い主と遊びたい・信頼されたいと思っているので犬を信じてきっちりとしつけをしてください。真剣さは犬にちゃんと伝わります。
私の尊敬する麻薬探知犬育成・菊地昭洋さんの言葉「ダメな犬なんていない。ダメなのは人間なんだ」これが私の座右の銘です。

«
»